フラメンコ 森野みどり
電車の中で
引っ越し直前にして、給湯器が壊れました。
点検に来るガスの人に、「いつ壊れてもおかしくないよー」と言われ続けてて、とうとう壊れちゃいました。もう数日待っていただけたらありがたかったのにー。明日は銭湯です。

昨日、恵比寿に向かう電車の中で、笑いをこらえるのが大変だった糸井重里の『はたらきたい。』という本。自信を持ってお勧めします。

はたらきたい。
はたらきたい。
ほぼ日刊イトイ新聞,糸井重里

就職活動中の学生向けってわけでもなく、誰でも読めるいろんな対談集です。
特にフリーで働いてる人たち(ピエール瀧とか、芸人の板尾とか)の対談がおもしろくて!

電車で声を出さずに笑うって、ほんとに大変。

そのあとで、電車の中で足を踏んで(踏まれて)結婚したという友達夫婦の話を聞いて、そんなきっかけもあるんだ!と衝撃を受けました。
笑いをこらえて本を読んでるような人にはそういう奇跡は起こりそうにないです。
| 読書 | 22:17 | comments(2) | - | - | - |
今日やらなくちゃ
余命1ヵ月の花嫁 (マガジンハウス文庫)
余命1ヵ月の花嫁 (マガジンハウス文庫)
TBSテレビ報道局

テレビでふと流れた映像で、「風って気持ちいいんだよ。知ってた?」って言う彼女(千恵さん)があまりにも美しくて、そのことばも胸にぐぐっと刺さったので、本を買って読みました。この映像は、映画の宣伝だったのかな。
テレビのドキュメンタリーは見てなかったし、映画も観てないので内容は全然知らなかったです。

そして、本を読み終わったら、テレビでCMが流れるたびにううっとこみあげてくるようになってしまいました…

自分が病気になったら、こんなに強くいられるだろうか?しかも強いだけじゃなくてやさしくて、彼女は自分のことよりもまず周りの人のことを心配するくらい気を遣ってるのです。だから美しかったんだ。
でも、病気が彼女への「修行」だとしたら、とっくに修行は終えているはず!どうして助けてあげられないんだろう…

読んでてつらいですけど、それを打ち消すくらいの彼女の周りにいる家族や友達との強い絆が救いです。

「今日生きてることが奇跡」という彼女の言葉。
そうだそうだ、と思って、いつも先にのばしのばししてきた「ジャックと豆の木の鉢替え」をしました。今日やろう!やらなくちゃ!と思って。
私の部屋のジャックくん。土を変えたらなんだかキラキラして見えました。久しぶりに外の風を受けて気持ち良さそうでした。今日やってよかった。
| 読書 | 23:54 | comments(2) | - | - | - |
最近読んだ本
「読書」のカテゴリーなんてちっとも書いてなかった!
思い出したように書いてみます。

最近読んだ中でのヒットは、今度ドラマ化される東野圭吾の『流星の絆』です。
止まらなくなってあっという間に読み切りました。
読んでて映像が浮かんできます。脚本はこのままでいいんじゃないかと思うくらい、ドラマそのもの。
拍子抜けなとこもあるにはあるけど、でもおもしろさで文句なし。
ハヤシライスが食べたくなったー!

あと、だいぶ出遅れてますが、今さら読んだのが海堂尊『チーム・バチスタの栄光』。
これもドラマ化するみたいですね。
お堅い医療ものだと思っていたら、全然違って、会話がコントみたいで笑えました。
同じ作者の『医学のたまご』もおもしろかったです。こっちはもっとかみくだいたやわらかい小説。でも、どうなるのかハラハラして止まんなかった。

共通して「ゲーム理論」が出てくるのですが、このゲーム理論、じつは大学のときにやってたのでなつかしかったです。レポート書いたっけ…

小説じゃないけど『音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』
音楽家が演奏のときのためにからだを心地よく使う方法について書かれています。
踊りと違って、音楽家はからだを大きく動かすことがないから固定しがちで、それだけにからだの故障も多いみたい。
自分がイメージする自分のからだと、ほんとうのからだははたして同じなのか?一致するのか?これがけっこう違うから、きゅうくつな動きになったりするので、自分のからだをもっと知ろう、っていう本です。本というか教科書ですね。
自分を奮い立たせるようなことばが、ページごとに並んでいるのはアメリカーンな感じです。
| 読書 | 00:50 | comments(6) | - | - | - |
茂木さんの『芸術脳』
脳科学者の茂木健一郎といろんな分野の芸術にかかわる人(ユーミン、いとうせいこう、リリー・フランキーなどなど)との対談集『芸術脳』。

ホストの茂木さんがしゃべりすぎだよ!と突っ込みたくなりますが、読み進むにつれて茂木さんがどんどんおもしろくなっていき、対談相手ものってくるので、別にインタビューじゃないから茂木さんは聞き役に徹しなきゃいけないわけでもないんだ!と気がつきました。
登場するクリエイター10人、どういう順序で茂木さんが対談していたのかわかりませんが、本の後半に出てくる対談はすごく盛り上がっていておもしろいです。脳の話にとどまりません。私は電車内で読んでたから声を出さずに笑うのに必死でした。

いつも本を読んで「これは!」と思う文章があったら、携帯のメモに写すか、手帳に書き留めておくのですが、この本でもメモしたところがありました。

「クリエイターにとっては、いかに文脈や様式から逸脱するかというのが永遠のテーマで、いかに、どれくらい逸脱するのかって、一種の綱渡り的なスリルを感じながらクリエイティブを行なってますよね。いかに致死量に至らないギリギリまで毒を盛るか、みたいな。」

致死量ギリギリ、というセンテンスに撃たれました!死んじゃうくらい毒を盛りすぎてはだめだし、まったく無害ではつまらないし、クリエイターにとっては「致死量ギリギリ」のラインを見極める勘がじつは一番重要なのかも。

茂木さんの本を読むのはこれが初めてでしたが、すっかり茂木マジックにはまってしまい、別の本も読んでます。

茂木さんが親戚のおじさんだったら楽しいだろうなあ。ちなみに私の理想のおじいさんは故河合隼雄さん。
| 読書 | 20:24 | comments(0) | - | - | - |
足を速くしたい人も、そうでない人も
日本人の足を速くする
日本人の足を速くする
為末 大


プロ陸上ハードル選手の為末大の陸上理論です。テレビのクイズ番組で得た賞金1000万円を使って、先月、都心で陸上のイベントを開いたのが彼です。

あらゆる面で、とても頭の切れる人だと思います。陸上ではなく、投資の本(『インベストメントハードラー』)まで出してます。

この本では、日本人陸上選手に必要な走る技術や、トレーニング法、メンタル的なことまで、彼の経験を元にいろいろ明かしています。本には書いていない彼独自の秘密のこともまだまだあるんだろうけど、それにしても大サービスな感じ。ここまで書いたら彼のライバルが増えちゃいそうな…
この本の通りにしたら、彼の言う、100mで「日本人の足が0.3秒速くなる」のも夢ではないだろうなあ。陸上選手だけじゃないですよ。彼が言うには日本国民すべてが、です。

陸上って、「よーい、どん」で走って、一番にゴールした人が勝ち…ではあるのだけど、そこに行きつくまでにものすごい頭脳プレーが必要なのだと感じました。やみくもに走ったってダメなんです。
陸上の奥深さは、佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』や、三浦しをんの『風が強く吹いている』といった陸上部が舞台の小説で触れていましたが、実際の陸上世界にいる人の話はやっぱりリアルで違います。

でも、陸上だけじゃなくて、すべてに通じる話です。踊りに使える!と思ったところもたくさんありました。

彼は相当しつこい性格なのでは?!と思います。悪い意味ではありません。執着心が強くないと、ここまで深く追究できません、コーチなしに。

学ぶものが多い本です。別に足を速くしたくなくてもおすすめです。

| 読書 | 00:12 | comments(4) | - | - | - |
動物にたとえたら何ですか?
ねにもつタイプ
ねにもつタイプ
岸本 佐知子


最近のヒット。「ねにもつタイプ」岸本佐知子 筑摩書房

激しい妄想家の妄想エッセイです。
モー研の課題図書ですので、このブログを読んでいる会員は必ず読むようにお願いします!(妄想研究会。通称モー研。活動は自主活動のみ。入会随時)

エッセイの中で、「自分を動物にたとえたら?」というのがあって、岸本さん自身は「ゴンズイ(しかも集団の中のほうにいるやつ)」と書いてました。
(ゴンズイって、阪神カラーの魚のこと。毒あり)

私はなんだろう〜?と考えてみる。

リスかと思う。

ひまわりの種を口いっぱいに詰め込んで、食べきれないからいろんなところに埋めるんだけど、どこに埋めたかわからなくなって、しまいには埋めたことも忘れてしまうリス。
いろんな人からいろんなことを頼まれて、なんでもかんでも、ふたつ返事で引き受けるんだけど、そのうち「○○さんから何か頼まれていたような…?」ってことになる私。似てる気が…

しかも、エゾリスじゃなくてタイワンリスのほう。
かわいいけどどこか抜けてる天然系のエゾリスがぼんやりしてる間に、ひまわりの種を奪い取る欲張りタイワンリスよ…

それか、せっせせっせと家を作り続けるビーバーかも。
あれも!これも!と手を広げすぎていつまでも完成しない家です…

動物の種類はなんであれとりあえず、げっ歯目な気がします。
心拍数が無駄に多そうな。
| 読書 | 15:01 | comments(8) | - | - | - |
元陸上部は絶対!「風」関連の本2冊
「まほろ駅前〜」ですっかり大ファンになった三浦しをんさん。
友達が「風が強く吹いている」を持っていたので、「まほろ駅前〜」と交換で貸し借り。

「風が強く吹いている」とってもいいです!おすすめです!
箱根駅伝にかける大学の陸上部の話です。だけど、エリート集団じゃない、寄せ集めのダメダメチーム(最初は)なのです。そこから這い上がっていくメンバー。まさに青春です。

登場人物の個性がかなり際立っていて、ゲラゲラ笑うとこもあり、しんみり涙するところもあり、ぼろぼろ泣けてしまうところもあり。
なんだかマンガを読んでるみたいな気持ちになります。文章を読んでるのに、絵が浮かんでくるんです。

これも映画化かなー(またか!)。
でもかなり走れる人でないとだめだなあ。
双子が出てくるのですが、やはり斉藤祥太と慶太かな…間違っても「ザ・たっち」ではないでしょう。母は「これ読んでると、『ちょっとちょっと』の人が頭に浮かんでくる…」とか言ってましたが。それは絶対間違っています。


さて、もう一つの「風」。
「一瞬の風になれ」佐藤多佳子

これも陸上部の話です。こちらは高校生。
しかも、舞台がここらへん(相模原・町田)。
「まほろ駅前〜」と混同しそうです。

「風が強く吹いている」よりも、もっともっと透明感があって淡ーい色合いの青春。
なんかこう、高校生特有のどうにもならない思いがあふれてて、読んでてきゅーんとなりました。高校生のときってこんなだったよね、って。

タイトルが「風」、陸上モノ、青春男子というつながりの2冊。
「一瞬の風になれ」の主人公(高校生)が成長したら「風が強く吹いている」の主人公(大学生)に…
なりません!
「一瞬〜」は短距離、「風が〜」は長距離なので。

陸上のことはまったく知らなかったので、じつは駅伝は頭脳的戦略も必要だとか(ただ単に走ればいいってもんじゃないのね)、リレーの花形は2走だとか(アンカーじゃないのか!)、興味深いことばかりです。

学生時代の「部活」のキラキラした気持ちを思い出したい人にはぜひ読んでほしいです。
特に陸上部だった人は必読!
| 読書 | 11:45 | comments(5) | - | - | - |
理系・文系別推薦図書
作家、長嶋有と中村航にはまっています。
「ナガシマ ユウ」と「ナカムラ コウ」。名前が似てる。図書館で探すときは本棚が近くて楽なのがすばらしいです。
名前も似てますが、顔もなんだか似ています。じつは同一人物だったりして…(そんなわけありません)

【理系編おすすめ】
中村航『夏休み』

タイトルからして(表紙イラストの感じも)、高校生の青春話かと思ってたら、大のおとなの話でした。
新婚夫婦二組(プラス義母の「ママ」)の中学生みたいな夏休みの話。読んでてすごくワクワクします。楽しい!
主人公は自分のルールみたいなものをしっかり持っていていさぎよくって。たまに変なこだわりを見せる。いいなあこういう人。
私もアイス食べて「土」って言ってみたいな〜!

前にも「理系っぽい」って中村航の『100回泣くこと』をお薦めしましたが、この本もそうです。というか、この作者の本は全部そうなのかも。


【文系編】
長嶋有『夕子ちゃんの近道』

アンティークショップを手伝いながら店の2階に住む、ぱっとしない男の話。
って書くとつまんなそうだけど、ほんとにこんな感じです。
大きな事件はないけど、日常のちょっとした出来事が淡々とすぎていく、いつも薄曇りなフランス映画みたい。

こっちは逆にとらえどころのない主人公で、周りにいる登場人物が個性的。
読んでてあったかくなります。

『夏休み』も『夕子ちゃんの近道』も、細かいところがすごくリアルで、作家って経験豊富じゃないとだめなんだなあと思いました。
経験豊富でさらに思い出して描写できないと。

| 読書 | 14:41 | comments(2) | - | - | - |
本おすすめ3冊
ひさびさ本ネタ。
最近読んだ本の中でのヒットを書いておきます。

●瀬尾まいこ『強運の持ち主』
OLから占い師になった女の子の話。
するするするーっと読めます。あっという間に読み終わっちゃって、電車の中で読む本がなくて困ったくらい(私は、電車内で読む本がないということにいちばん恐れを感じるのです)。
話の先が予感できてしまうのは難点だけど、それでもほんわかできてすてきな話。

●中村航『100回泣くこと』
分類にわけるとするならば、この本は「セカチュー」と同じカテゴリーに入る本です。そういう内容です(ちなみに私は「セカチュー」はダメでした。映画とかドラマじゃなくて原作ね)。
でもこの本は、そこはかとなく理系っぽい。細かい描写の仕方とか。全然ベタベタしてなくて、お涙頂戴じゃないところがよかったです。まあ、結局泣いちゃったんだけどさ。

●阿川佐和子『スープオペラ』
女1人、男2人の共同生活のドタバタ喜劇。
阿川さん、ほんとうにうまい!会話がおもしろくてげらげら笑いました。
主人公がどうしても阿川さんの顔になってしまってしょうがなかったな〜
| 読書 | 22:18 | comments(4) | - | - | - |
やっと読みました『まほろ駅前〜』
「まほろ駅って町田駅のことなんだってー!」とブログのネタにし(記事は こちら)、おかげでぴっぽくんを睡眠不足にさせ(EL PIPPO GRANDE)、「本屋に在庫がなーい!」と言っていたら、「今、久美堂に山積みになってたよ」とTくんがわざわざ電話をくれ(Tくん、その節はありがとう!)、それなのに今の今まで読んでいませんでした。三浦しをん著『まほろ駅前多田便利軒』。かろうじて「すすめ逃げ」を免れることができました…

感想は、「町田市民は読みましょう!」
登場する地名(町田市内の町名とか)は違う名前になっているけど、描写がヒントになってすぐわかります。
「あー、この団地があってバスが走ってる『山城町』って○○町のことだね!」って。

「喫茶店アポロン」もわかるし(この店、高校のとき友達と行ってた…)、「バスターミナルの照明写真ボックス」もわかるわかる!
もしかして三浦しをんさんと私は行動範囲が同じなのか?!と思うくらい。

というわけで、今現在町田市民の方はともかく、今は町田を離れている人も読んだらきっとなつかしくなるよー。

でも、市民じゃなくても、場所とか全然わかんなくてもおもしろい話です!
ドラマ化されるんじゃないかなあー。されたらいいなあ。
男二人のなんでも屋。ドラマにしやすそうだし。
そしたら町田でロケでしょう!
そしたらそしたら町高使ってもらえるでしょう!
…もしかして、今やってる町高改築工事って、ロケで使ってもらうためにやっているのでは?!きれいな校舎でロケを、と…それはないか。

三浦しをんさん、気になったので他の本も読みました。『しをんのしおり』
日々の生活のエッセイ集です。
三浦しをんさんって、ものすごい妄想家です。
桁外れの妄想です。全編が妄想(ほぼ)。
すごく笑えます。
| 読書 | 18:20 | comments(12) | trackbacks(4) | - | - |
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